生存報告書

本当に個人の日記を公開している。

恋だの愛だの

元彼に恋してた頃の日記を読んでおりました。やっぱり人生で一番の恋はこの人だなあ。人生で一番愛してるのはKくんだけど。

 


あの日の居酒屋まだ覚えてる。思い出せる。デニーズだって思い出せる。食べたのはりんごのパンケーキだった。

もうどうしようもないくらいに照れてしまって、顔が赤いかどうかも分かんなくて、もう顔見れなくて。お酒のせいにして、二人とも。

それでそうだ、帰り際上がり框で腰掛けて足の大きさ比べしたんだ。その日履いてたブーツも、顔見れなくて見つめた板張りの床も覚えてる。

あの、目の前が薔薇色に染まるような、白く霞むような高揚感は今でも耳を熱くする。

 


デニーズでの遠回しな告白、相談の切り口とも取れるような言い方で、「相談だったらちゃんと乗るのが先輩の務め!」って思ったけど、青黒い塊が胸に沈むようで、彼の顔を見れなかった事とか、その後に続いた「好きなのはあなたですよ」の一言で降ろした腰が安心と非現実感で抜けてたのとか、ああ、まだこんなに思い出せる!

 


でもこれっっっっぽっっっっっちも未練無いのよな。だってKくんといる方が安心できるしKくんといる私の方が好きだし。メンタルヘラってないし。

Kくんとはね、恋人未満の時期より恋人の時期の方が圧倒的に長いからね。恋、というより恋愛、なのよね。そう、元彼には多分愛が無かった。愛してるよって言葉はくれたけど。多分どっかに後輩の寄せ書きの顔して残ってるけど。

元彼がくれたのはKくんと会う前に私が持っていた「愛してる」でしか無かった。上滑りする、「大好き」の下位互換のそれ。

Kくんがくれる「愛してる」は「愛してる」でしか無いのよね。どこにも互換はないし、他意もない。多分、私が求めていたそれそのもの。抱いていた不安はその互換性や薄っぺらさ、言い換えて覚悟のなさだったんだと思う。

そういうのぜーーーーーーーーーんぶぶつけて、「私は『愛してる』が怖い」まで言って、飲み込んだ上で私の「愛してる」を受け止めて、あまつさえ「俺も愛してる」って返してくれる彼の懐よ!

やっぱりまだ怖いんですけどね。それでも彼なら、彼となら、と私は思えます。

 


元彼は人生で一番恋した人、今彼は人生で一番愛した人。恋も愛もしてる人。

 


こういう恋愛関係、現実にちゃんとあるぞ!!!